筋骨隆々の馬体を誇るディープブリランテ:5つ☆

アルフレード →馬体を見る
昨年の絶好調時に比べて、全体のバランスが崩れ、迫力が足りなくなっている。
やや腰高の馬体からも、距離が2400mに延長してプラス材料はない。
Pad3star

グランデッツァ →馬体を見る
スプリングSを勝った時の瑞々しさがなく、筋肉に柔らか味が失われた。
相変わらず筋肉のメリハリはあるが、距離延長がプラスにはならないだろう。
Pad3star

コスモオオゾラ →馬体を見る
馬体のバランスが良く、決して道悪だけの馬ではなく、良馬場でも好勝負になる。
斑点が出ているように調子も良く、あとはこの馬の底力にかかっている。
Pad3star

ゴールドシップ →馬体を見る
前走時よりもさらに豊富な筋肉がついてきて、力強さに溢れた好馬体を誇る。
かつ尾離れもよく、全身に柔らか味があって、前走の反動は全く感じられない。
Pad4star

ジャスタウェイ →馬体を見る
全体のバランスは抜群で将来性は高そうだが、現時点ではやや線が細く映る。
前走とほぼ馬体自体は変わりがないので、好調子はそのまま維持している。
Pad3star

スピルバーグ →馬体を見る
やや幼さは残るが、丸みがあって、ギスギスしておらず、好感が持てる。
もうひと絞りできそうな仕上がりだが、力は出し切れる出来にある。
Pad3star

ディープブリランテ →馬体を見る
前後駆に実が入って、伸びがあるというよりは、筋骨隆々の馬体を誇る。
幼さはまだ残るが、ここに来て少しずつ大人っぽい体つきになってきている。
Pad5star

トーセンホマレボシ →馬体を見る
全体的にもうひと絞りできそうな仕上がりであり、成長の余地を残している。
馬体だけを見ると、他のメンバーに比べて完成度が低い印象を受ける。
Pad3star

ヒストリカル →馬体を見る
コロンとした体型は、距離に不安を抱かせるが、なんとか持つのではないか。
気性は素直そうなので、あとはどれだけ溜めて走らせられるか、乗り方しだい。
Pad3star

フェノーメノ →馬体を見る
弥生賞時と同じくらい、毛艶も良く黒光りして、実に立派な馬体を誇っている。
筋肉のメリハリも十分にあるが、欲を言えば、胴部に拳1個分伸びがほしい。
Pad4star

ワールドエース →馬体を見る
特筆すべきほどではないが、実にコンパクトにまとまっている父似の馬体。
とはいえ、皐月賞時に比べると、随分と成長した姿になってきたので楽しみ。
Pad5star

Derby2012wt

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「ROUNDERS」vol.3の発売を開始します。

Roundersvol3

「ROUNDERS」vol.3の発売を開始します。

「ROUNDERS」は、「競馬は文化であり、スポーツである」をモットーに、世代を超えて読み継がれていくような、普遍的な内容やストーリーを扱った、読み物を中心とした新しい競馬の雑誌です。

第3号の特集は、「野平祐二 ミスター競馬が教えてくれたこと」です。ミスター競馬と呼ばれた男・野平祐二を通して、競馬論から馬券論に至るまで、幅広く、そして奥深く追究してみました。「競馬とは?」という問いに対して真正面から取り組んだ、今までに例を見ない内容になっています。もちろん、馬券のヒントになる内容も随所に織り込まれていますので、お役に立てればと思います。初心者の方にとっては競馬の教科書として、上級者にとっては競馬のバイブルとして、まさに競馬を愛する人のための1冊となっています。

Rounders03_tobira

各特集記事や連載記事については、これから語っていくつもりですが、まずは「ROUNDERS」vol.3を手に取って、読んでみてください。なんと今号は、全部で176ページと11ページもさらにアップしてしまいました。一緒に雑誌を創ってくれているgachalingoさんによると、「文字数がめちゃ多いです。ゆっくりじっくり楽しんでいただきたい特集です」とのこと。私自身もかなりの分量を書きましたし、この半年間はほとんどこの特集に時間と情熱を費やしてきました。読み捨ての競馬雑誌ではありませんので、ぜひゆっくりと読んでみてください。

特集ページと新連載の無料サンプルはこちらからご覧ください↓
*表示に時間が掛かる場合があります。

目次
Rounders03_mokuji
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巻頭言 競馬も語るものがいなければ 治郎丸敬之
Rounders03_kantougen
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特集1 藤澤和雄インタビュー 調教師、そして競馬人として
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特集2 エッセイ
実況マイクは騙されて 長岡一也
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スタージョッキーの挫折がいま 山本一生
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嵐が丘 高橋源一郎
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野平先生と僕 鈴木学
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特集3 馬券の極意 野平祐二+夏目耕四郎+治郎丸敬之
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特集4 競馬歴史マンガ 野平祐二 尾田瑞季
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特集5 口笛吹きながら 競馬の未来を語ろう 野平祐二+治郎丸敬之
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新連載 一口沼の溺れ方 Southend 
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Roundersvol3

「ROUNDERS」vol.3(全176ページ)を1,995円(税込み、送料無料)でお分けいたします。
*大変申し訳ありませんが、振込み手数料は各自でご負担いただきますのでご理解ください。

お申し込み順に直送させていただきますので、誰よりも早く、確実にお読みいただくことができます。

特典
今回、「ガラスの競馬場」より直接お申し込みいただいた方に限って、「ROUNDERS」オリジナルのブックマーク(しおり)をプレゼントします。「ROUNDERS」はいっぺんに読み切れる雑誌ではありませんので、ぜひ特製のブックマーク(しおり)を使っていただければと思います。どんなデザインのブックマーク(しおり)かは、「ROUNDERS」が届くまでのお楽しみということで。

プライバシーポリシー特定商取引に基づく表記もご覧ください。

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ご注文方法
Step1メールフォームにてご注文をしてください。
*SSLに対応しておりますので、個人情報の保護も万全です
*個人情報を第三者に開示をすることは決してありません。
Step2ご注文確認メールが届きます。
Step3お届け先住所に「ROUNDERS」が届きます。
*振込み用紙を同封しますので、商品到着から5日以内に指定の銀行口座にお振込みください。
*振込み手数料は各自でご負担いただきます。

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追記
この機会に「ROUNDERS」創刊号やvol.2も読んでみたいという方は、申し込みフォームの備考欄に、その旨をご入力ください。創刊号は残りあと僅かですので、申し込んでいただいたタイミングによって、売り切れの際はご容赦ください。

これからも創り続けていきますので、応援してください。お読みいただいたご感想やご意見など、教えてくださると嬉しいです。(glassracetrack@ymail.plala.or.jpまで)

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競馬の未来へ向けて

Yusyun0601 Yusyun0602

『優駿』6月号にて、『ROUNDERS』vol.3を紹介していただきました。前もって知ってはいたのですが、つい日本ダービー特集を夢中になって読み進めていると、最後の方で見覚えのある表紙がパッと目の前に現れてきて驚かされました。それが『ROUNDERS』の第3号でした。発売日前から、こういう形でも競馬ファンに知っていただくことができ、とても嬉しいです。ありがとうございます。『優駿』6月号は、「皐月賞の勝敗を分けたポイントは?」や「父ステイゴールド×母の父メジロマックイーン産駒が走る理由とは?」など、興味深い記事ばかりでした。日本ダービー前に買って読むことをお勧めします。そして、『ROUNDERS』vol.3は、日本ダービーが終わった後、高揚感や安堵感とともに、競馬の未来へ向けてゆっくりと読んでみてください。

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男になるには時間が必要

Jiromaru

野平祐二は騎手としては日本ダービーに縁がありませんでした。英国競馬の至宝サー・ゴードン・リチャーズが「私は1953年の第174回英国ダービーを、ピンザで優勝したサー・ゴードン・リチャーズです」と自己紹介したことに感銘し、「もし日本ダービーに勝つことができたら、その時からはもちろん、私は日本ダービーを勝ちました野平祐二ですと自己紹介しようと思っているのです」と語ったほど、日本ダービー制覇には執着していたにもかかわらずです。

調教師として第51回日本ダービーをシンボリルドルフで制覇するまで、あれだけの偉業を成し遂げた野平祐二でさえ、どういう気持ちで競馬人生を過ごしていたか想像に難くありません。特にこの時期になると、足りないジグソーパズルのピースを探すように、たとえチャンスが少ない馬に騎乗する時でも、なかなか寝付けなかったことでしょうし、それは調教師として管理馬を出走させる際も同じだったはずです。

ダービーを前にしていつも思い出すのは、「競馬学への招待」(平凡社ライブラリー)のあるくだりです。騎手にとってダービーを勝つことは、宇宙飛行士が月面を歩くことと、どこか似た内的体験をするのではないかという一節。私が最高に好きな部分なので、長くなるが引用したい。

「宇宙飛行士の中でも月に行った経験を持つ24人と、他の宇宙飛行士とでは、受けたインパクトがまるで違う。さらに、月に行ったといっても、月に到着して、月面を歩いた人間とそうでない人間とでは、また違う。宇宙船の内部しか経験できなかった人と、地球とは別の天体を歩いた経験を持つ人とでは違うのだ。宇宙船の中は無重力状態だが、月の上は六分の一のGの世界で立って歩くことができる。この立って歩くことができるという状態が、意識を働かす上で決定的に違う影響を与えるような気がする。月を歩くというのは、人間として全く別の次元を体験するに等しい。」

上になぞらえて、山本一生はこう言い換えます。

「騎手であることと、ダービーに出走経験のある騎手になることでは、受けたインパクトはまるで違うだろうし、さらにダービーに出走することと、ダービーの優勝ジョッキーになることでは決定的に違っていて、「全く別の次元を体験するに等しい」のである。」

騎手にとって、ダービーを勝つことがどれだけの意味を持つかを、これだけ上手く説明した喩えを私は他に知りません。騎手はダービーを勝つことによって、全く別の次元に昇華するのです。騎手はダービーを勝つことで男になると言っても過言ではないかもしれません。それはジャパンカップでもなく、オークスでもなく、ダービーなのです。柴田政人、小島貞博、河内洋、石橋守、横山典弘。歴代の日本ダービー優勝ジョッキーを見渡してみると、ダービーを勝って男になった騎手たちの名前が並んでいます。どの騎手もベテランになってから、これが最後のチャンスになるかもしれないという思いで、男になったのです。野平祐二のように調教師になってから男になった人もいます。男になるには時間が必要なのです。

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ものをいうのは完成度の高さ

Oaks2012 写真:太田宏昭
オークス2012―観戦記―
今年は好天に恵まれ、レコードが出るような絶好の馬場でレースは行なわれた。マイネエポナが逃げて作り出した流れは、前半1200mが71秒0、後半が72秒6という、オークスでは珍しいハイペース。前残りの競馬が続いていたこともあり、各ジョッキーが意識的に前のポジションを取りに行ったことで、逆に厳しいペースになった。レースは生き物であり、スローになると広く思われているときに限って、案外速くなってしまうものだから不思議である。

桜花賞に続き、これで2冠達成となったジェンティルドンナは、後方で脚を溜めて、直線で爆発させた。抜け出してからもさらに伸びたように、1頭だけラスト3ハロンを34秒台で走り、他馬をあっという間に抜き去った。全体が速いペースになったことで、外枠が不利とならず、かえって絶好のポジションを走れたことを含め、あらゆる条件がこの馬にとって最高に運んだといえる。馬体を見ても、桜花賞の疲れなど微塵も感じさせず、胴部には伸びもあって、悪い材料は全く見当たらなかった。

新阪神コースで行なわれるようになってからの6年間で、桜花賞→オークスの連勝はこれで3頭目(ウオッカのダービーを入れると4頭目)となる。かつてとは比べ物にならないほど、桜花賞とオークスの連動性は高い。特に今回のジェンティルドンナは意外なほど人気がなかったが(3番人気)、馬券を買う私たちは頭を切り替えて、桜花賞を勝った馬の力をオークスでも素直に評価しなければならない。たとえ距離が800m延びたとしても、最後にものをいうのは完成度の高さなのである。

川田将雅騎手は、岩田康誠騎手からの急遽乗り替わりを受け、ピンチヒッターとしての役割を全うしてみせた。石坂正調教師も誰に依頼すべきか迷ったはずだが、結果的に見ても、代役の選択は正しかった。具体的に述べると、ジェンティルドンナのような、やや首を高く保ちながら走る馬にとって、岩田騎手や川田騎手のようなスタイルの追い方をするジョッキーは合うということだ。これだけの差をつけたのだから、他の騎手が乗っていたとしても勝っていたかもしれないが、ジェンティルドンナの末脚を十分に引き出した川田将雅騎手には拍手を送りたい。

ハマの大魔神・佐々木一浩氏が馬主ということで話題を集めたヴィルシーナは、人気にこそ応えられなかったが、なんとか2着を確保してみせた。思っていたよりも速いペースに惑わされることなく、中団に位置して、最後の直線に向いてからは、内田博幸騎手の叱咤激励に応えながら、ゴールまでしぶとく伸びた。今回は勝った馬が強かった。欲を言えば、折り合いに不安のない馬だけに、道中はスローに流れてくれれば、前々で折り合い、ジャンティルドンナよりも先に抜け出して、速い上がりでまとめたかったはず。G1のタイトルこそ手に入らなかったが、ヴィルシーナにとっては良い経験となったのではないだろうか。エリザベス女王杯あたりで大輪を咲かせてもらいたい。

1番人気に推されたミッドサマーフェアは大敗を喫してしまった。道中のポジションは悪くなかっただけに、これだけ負けてしまったのは、スタミナ不足が原因だろう。タニノギムレット産駒には優秀なマイラーが多い。最後の直線では力尽き、真っ直ぐに走ることさえできていなかった。反対に力を発揮したのがアイスフォーリスである。ここでもステイゴールド産駒の底力とスタミナを見た気がする。厳しい流れになったことで、血が問われたレースでもあった。

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ダービーを当てるために知っておくべき3つのこと

Derby

■1■乗り替わりは大きなデメリット
「すべての牡馬は生まれた直後から、ダービーを獲るという目標に向かって育てられる」と言っても過言ではない。すべての馴致、育成、調教という点は、ダービーに向かって線でつながっているのである。その線上において、騎手が実戦のレースにおいて競馬を教えていくという役割は大きい。道中を走るリズム、息を入れるタイミングを教え、馬群の中で走ること、馬群を割ることに対する恐怖を取り除くなど、レースをうまく運ぶためのコツを教えていくのは騎手の役割である。

それゆえだろうか、ダービーで乗り替わりがあった馬は、これまでに勝ったことがない。過去15年間で【0・6・4・78】という散々たる結果である。このデータだけを取っても、デビューから競馬を教えてきた騎手が、本番であるダービーで乗り替わることに、どれだけのデメリットがあるかが分かるはずである。

また、連対に絡んだ6頭の内訳は、平成13年のダンツフレーム、平成14年のシンボリクリスエス、平成16年のハーツクライ、平成18年のアドマイヤメイン、平成19年のアサクサキングス、平成22年のローズキングダムとなる。アドマイヤメインとアサクサキングスを除いて、乗り替わり前の騎手が騎乗する馬に、乗り替わられた馬が先着していないということは面白い事実である。

たとえば、平成14年のシンボリクリスエスは武豊騎手から岡部騎手に乗り替わったが、武豊騎手はタニノギムレットでダービーを制した。また、平成16年のハーツクライは安藤勝己騎手から横山典騎手に乗り替わったが、安藤騎手はキングカメハメハでダービーを勝った。このように、ある騎手が乗り替わる前の馬に、乗り替わった後の馬が先着することは少ない。つまり、ダービーを勝つような馬は、どんなことがあってもジョッキーが手放すことはない、もしくは手を離れることはないということである。注)平成13年のダンツフレームの藤田騎手はダービーに騎乗していない。

■2■経験を積んだベテランジョッキー
過去の勝利騎手のほとんどは、経験を積んだベテランジョッキーである。あの武豊騎手でさえ12年もかかったように、ダービーを勝つことは他のG1レースとは比べものにならないほど難しいことなのである。円熟した騎手が活躍している理由として、

1、ダービーという異様な雰囲気の中で、平常心で騎乗できる精神力が求められる
2、ダービーを勝つためには騎手としてのあらゆる経験を生かさなければならない

ということが考えられる。

それ以前に、ダービーを獲れるだけの器の馬を依頼されなければならないし、多数を依頼された場合には、その中からダービーを勝てそうな馬を選択していかなければならない。つまり、ジョッキーとしてのあらゆる技術や経験が求められることになるのである。だからこそ、ダービーというレースは一朝一夕で勝てるはずはなく、騎手にとっても憧れのレースとなり得るのである。

■3■皐月賞からの直行組
ダービーでは皐月賞からの直行組が好走することが多い。直行組以外としては、以下の2つのパターンが考えられる。 1)皐月賞のあとにトライアルレースをはさんだ馬 2)別路線組 最近の傾向として、1)の皐月賞からダービーの間にレースをはさむ馬は少なくなってきている。ほとんどの有力馬がダービーに直行し余力を残している中で、トライアルを使うということは、それだけで十分なディスアドバンテージになるからである。それでも敢えてトライアルを使うとすれば、本番のダービーでは勝負にならないことを見越した上でのことであり、メンバーが落ちるトライアルで賞金を確実に稼ごうという意図が読み取れる。実力的にも足りず、余力も残っていない馬が、本番であるダービーで好走することが難しいことは想像に難くない。

2)の別路線組では、最近ではNHKマイルカップか青葉賞を勝ってきた馬の活躍が目立つ。NHKマイルカップからはキングカメハメハとディープスカイという大物が出ているように、決して相性の悪いレースではない。府中のマイル戦を勝ち切れるスタミナがあれば、2400mもこなせるということである。今後も注目のステップレースとなるには違いないが、中2週というローテーションを考えると、皐月賞からの直行組に軍配が上がるだろう。また、青葉賞からは古いところではエアダブリンが、最近ではシンボリクリスエス、ゼンノロブロイ、アドマイヤメインが本番でも好走している。同条件を勝ってきた馬なので当然といえば当然なのだが、完成度がやっと追いついてきたという素質馬が多い。しかし、まだダービーの勝ち馬が出ていないのも事実である。

結論としては、1)のパターンは本番のダービーでは勝負にならず、狙うとすれば2)のパターンということになる。ただし、勝ち馬に限って言えば、皐月賞からの直行組を狙うのが定石だろう。

■参考データとして
1、前走G1レース(皐月賞かNHKマイルカップ)以外で負けている馬は×
2、2000m以上未経験の馬は×
3、前2走で連対なしの馬は×

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距離が延びて良さそうなヴィルシーナ:5つ☆

■オークス
アイスフォーリス →馬体を見る
芦毛なのでピンと来ないが、小粒でもピリリとまとまった馬体は父譲り。
ややトモの実の入りが物足りないが、この時期であれば許容範囲内か。
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アイムユアーズ →馬体を見る
相変わらず馬体を良く見せることはないが、それだけ内蔵が強いということ。
さすがに距離延長は厳しい馬体だが、折り合いはつくので大崩はしないはず。
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キャトルフィーユ →馬体を見る
父キングカメハメハである姉よりも、この時期にしてガッシリとしている。
不思議ではあるが、馬体の完成度は決して低くなく、好勝負になる。
Pad3star

ココロチラリ →馬体を見る
やや硬さは残るが、立派な立ち姿で、馬の表情からも自信が伝わってくる。
ただし、マイルが適距離という馬体だけに、この舞台では評価しづらい。
Pad3star

ジェンティルドンナ →馬体を見る
ほとんど同じ馬体を保っているように、桜花賞のダメージは見られない。
胴部にも伸びがあるので、一介のマイラーではなく、距離も全く心配しなくてよい。
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ダイワズーム →馬体を見る
このメンバーに入ってしまうと、どうしても幼さを残した馬体は頼りない。
毛艶も良く、体調は良いだけに、この馬の力は出し切れるだろう。
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ダイワデッセー →馬体を見る
いかにも松田国厩舎の所属馬らしい、筋骨隆々の鍛え上げられた馬体を誇る。
切れ味という点では見劣りするだろうから、先行力をどこまで生かせるか。
Pad3star

トーセンベニザクラ →馬体を見る
非常にバランスの取れた好馬体を誇り、母系からも距離が延びても不安はない。
輸送がない分、毛艶は良く、絶好調であり、一発があればこの馬か。
Pad5star

ミッドサマーフェア →馬体を見る
いかにもタニノギムレット産駒らしく、コロンとしたマイラー体型。
折り合いはつくので、距離延長は問題ないが、もうひと絞りほしい。
Pad3star

メイショウスザンナ →馬体を見る
幼さが目立つ馬体で、このメンバーに入ってしまうとパワー不足は否めない。
筋肉のメリハリも物足りず、これからの馬であることは確か。
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ヴィルシーナ →馬体を見る
脚がスラリと長く、胴部にも伸びがあって、いかにも距離が延びて良さそう。
桜花賞時と比べても、筋肉のメリハリもあり、大きな成長を感じる。
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隙のないレースを

Jiromaru

「G1を勝つには隙のない競馬をしなければならない」

先週行われたヴィクトリアマイルにおける横山典弘騎手の騎乗を観て、岡部幸雄(元)騎手の言葉を思い出してしまいました。2005年の宝塚記念を制した池添騎手とスイープトウショウのレース振りを評して、「“G1を勝つには隙のない競馬をしなければならない”という言葉を体言した完璧な競馬だった」と岡部幸雄(元)騎手は語りました。“G1を勝つには隙のない競馬をしなければならない”とは、当たり前のようですが、こうして改めて言葉にされると、G1レースを勝つことの厳しさ、そして、予想することの難しさに突き当たります。

G1レースでは、トップレベルの馬と騎手が秒単位で凌ぎを削り、勝敗を争う以上、わずかな不利やミスが命取りになります。G1レースにおいてトップジョッキーに求められるのは、好騎乗をすることではなく、隙のないレースをすることです。そういえば、岡部幸雄ジョッキーも現役時代には隙のない騎乗をしていたことを思い出します。予想をする際には、このことも念頭に入れなければなりません。つまり、隙のないレースができる馬、そして騎手を探さなくてはならないのです。単に強いかどうかだけでなく、隙のない人馬かどうかということを問うてみる必要があるということですね。

さらに、「G1を勝つには、いかに他人に分からない動きをするか、というのも大事だ」と岡部幸雄(元)騎手は付け加えました。ここで言う、「他人に分からない動き」とは、レースの流れに溶け込んでいる動きのことを意味します。スタートで出遅れたり、馬と喧嘩したり、極端な位置取りになったりすると、誰の目にも不自然に映り、どうしても目立ってしまうことになるからです。たとえば、先週のヴィクトリアマイルの横山典弘騎手は、12番枠からスタートしたにもかかわらず、第1コーナーを回る前までに、いつの間にか内ラチ沿いを走っていました。決して強引に内に切れ込んだ様子もなく、何気なく各馬の間隙に溶け込むようにして絶好のポジションを確保したのです。

今週のオークスも、隙のないレース、他人に分からない動きができるかが最大のポイントでしょう。勝つためには、騎手に技術や判断力が求められるだけではなく、馬も素直で操縦がしやすくなければなりません。私たち競馬ファンは、そういう人馬を探していかなければならないのです。そのためのヒントとしては、できるだけ騎手が馬についてよく知っている、乗り替わりのないコンビが理想ですね。これだけ乗り替わりが当たり前に行なわれる時代においてでも、大レースに臨むにあたって、騎手が馬の癖や気性をほとんど知らないのでは頼りないですよね。せめて前走からの乗り替わりがない、隙のない人馬を狙っていくべきでしょう。桜花賞馬のジェンティルドンナは岩田康誠騎手からの乗り替わりがどう出るか。絶好調男のC・ウイリアムズ騎手に乗り替ったアイムユアーズは2400mをどう走りきるのか。今年のオークスも興味は尽きません。

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横山典弘騎手は上手すぎる


ヴィクトリアマイル2012―観戦記―
大方の予想どおりクイーンズバーンが先頭に立ち、前半の半マイルが46秒4、後半が46秒ジャストと、前走の阪神牝馬Sを逃げ切ったときと同じような平均ペースを刻んだ。いかにもヴィクトリアマイルらしい流れではあるが、このメンバーとしては遅く、上位2頭は前に位置した馬、掲示板に載った他の3頭も内を回った馬という、典型的なスローペースにおける競馬となった。外を回されてしまった馬や道中後方を進んだ馬は手も足も出ないレースであった。

勝ったホエールキャプチャは、スッと逃げ馬の後ろに付け、手応え十分で最後の直線を迎え、ゴールまで綺麗に伸び切った。非の打ち所のない完璧な走りであった。なかなかG1レースを勝てなかったが、長距離輸送のないマイル戦のG1という最適な舞台を得て、ようやくタイトルに手が届いたことになる。母系にはスタミナの血が流れているが、父クロフネ×母父サンデーサイレンスという血統は、やはり本質的にはマイラー。それでも、オークス3着、秋華賞3着、エリザベス女王杯4着と大きく負けていないことからも、この馬の能力の高さが分かる。同じマイル戦の安田記念で、厳しい流れになったときにこそ、この馬の真価が問われるだろう。

横山典弘騎手は上手すぎる。好スタートから迷いなく先行し、いつの間にか、内のポケットを確保した。神業のようなポジショニングであった。横山騎手の予想どおり、ペースが落ち着いた時点で、ほぼ勝負あった。ミスが起きやすかったポイントとしては、最後の直線に向いて、スムーズに前が開きすぎたところぐらいか。そこでも慌てて追い出さずに、ひと呼吸、ふた呼吸を置いてゴーサインを出した。外にナウブルーが見えていただけに、つい焦って仕掛けて行きたくなるところだが、さすが百戦錬磨のベテランらしく、手綱はピクリとも動かなかった。人馬一体の流れるような競馬を久しぶりに観た。

田中清隆調教師にとっては、2001年のレディパステル以来のG1勝利となった。田中清隆調教師は、騎手として野平祐二調教師の元に所属していた。騎乗技術だけではなく、競馬人としてたくさんのことを学び、まさに野平祐二のDNAを受け継いでいるホースマンのひとりである。ホエールキャプチャでは歯がゆいレースが続いていたが、決して極限まで仕上げたりせず、また使いすぎたりもせず、馬を壊さなかったことが今日の勝利につながった。

ドナウブルーは短期放牧をはさんで馬体を回復させ、力を出し切れる仕上がりにあった。勝ち馬とは手応えが違ったが、最後まで食らいついたように、なかなか根性がある。牝馬同士であればこのクラスでも通用することを証明してみせた。それにしても、C・ウイリアムズ騎手の展開を読み切って、馬を動かし、勝ちに行く姿勢には驚くべきものがある。

マルセリーナは内の苦しいポジションにて何度か前が詰まるシーンが観られた。前走で馬体が減っていたのが誤算であり、今回は上積みがなかっただけではなく、少し苦しがって行きたがったことも災いした。最後は伸びてきたが、あの位置でも折り合ってさえすれば、1、2着馬との差はもう少し詰まったはず。

1番人気のアパパネは、少し揉まれる競馬になったにせよ、最後は伸びようとしなかっただけに、精神的な部分の影響が大きいのだろう。馬体は絞れてきているので、走る気持ちさえ戻ってくれば、安田記念でも勝負になるはずだ。見限ってはいけない。

フミノイマージンの池添謙一騎手に批判が集中しているが、こういう脚質の馬だけに、負けるときはこんなものだろう。後ろから行くということは、ペースの主導権を握れないだけではなく、前が詰まってしまうというリスクがあるということだ。それよりも、アプリコットフィズとオールザットジャズは残念な競馬であった。オールザットジャズは行き脚がつかず、アプリコットフィズは折り合いに気を使いすぎて、後ろから行く羽目になったばかりか、外々を回らされてしまい万事休す。勝った馬のスムーズさとはあまりに対照的であった。


追伸
「ガラスの競馬場」メールマガジンを月曜日に配信しました。ホエールキャプチャ自身の勝因、そして前走(中山牝馬S)の敗因は競馬場のカラクリにあります。そのあたりについてメールマガジンで書きました(月曜日に配信済みです)。ひとつ前までのバックナンバーもお届けしますので、ご興味のある方は無料期間に試し読みしてください。どうぞよろしくお願いします。

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東京芝2400m

Tokyo2400t

スタンド前からの発走で、スタート地点から第1コーナーまでの距離は349mと平均的な長さ。第1コーナーまでの距離が十分にあるため、無理な先行争いはあまりなく、1コーナーまでには大方の位置取りは決する。コース幅も広く、コーナーも複合カーブであり、直線も長いという全くごまかしの利かないタフなコース設定となっているため、力がなければ勝ち切ることはできない。

直線が長いという意識が各騎手に働くため、どの馬も道中無理をせず折り合いに専念する。そのため、スローペースになり、最後の直線での瞬発力勝負になりやすい。瞬発力に欠ける馬では苦しく、末脚に自信のある差し馬にとっては十分に能力が発揮される舞台である。 以上のことから、東京の2400mを勝つためには、「折り合いがつくこと」「瞬発力があること」「スタミナがあること」という3つの条件を満たしていることが望ましい。まさに、2400mがチャンピオンディスタンスと呼ばれるゆえんを体現しているコースと言えるだろう。

枠順に関しては、前半経済コースを進んで脚を溜められる分、内枠が有利になる。ただし、1コーナーでゴチャつくことがあるので、内枠の馬は不利を受けることがたまにある。

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オークスを当てるために知っておくべき3つのこと

Oaks

■1■オークスを勝つための条件
牝馬クラシックにおける、桜花賞1600m→オークス2400m→秋華賞2000mという距離の伸縮には少なからず問題点があるだろうが、実際のところ、オークスは2400m戦のレースであっても、内容(実質)的には1600m~2000m程度のものになってしまうことが多い。なぜなら、どの馬にとっても2400mは未知の距離となるため、各騎手に前半大事に乗ろうという気持ちが働き、ペースが遅くなるケースが多いからである。道中はゆっくりと行って、ラストの瞬発力勝負というレースになりがちで、そのため、オークスを勝つために条件となるのは、「スローペースに折り合える」、「瞬発力がある」という2点となる。

■2■桜花賞組が有利
また、桜花賞からの直行組の活躍が顕著なのは、桜花賞組の完成度が高いからである。スローペースに折り合うことができれば、たとえマイラーでもオークスの2400mは十分にこなせてしまう。最終的に問われるのは「絶対能力」であり、桜花賞で勝負になるだけのスピード(瞬発力を含む)、スタミナがあれば、それがそのままオークスでも十分通用してしまう。よって、別路線組よりも完成度(現時点での「絶対能力」)がはるかに高い、桜花賞組が有利になるのである。

■3■桜花賞→オークスの連覇が少なかった理由
なぜ桜花賞→オークスという連覇が少なかったかというと、

1、桜花賞馬はスピードが勝っている傾向があった
2、桜花賞で力を出し尽くしている

という2点が考えられる。

1については、阪神競馬場が改修される以前の桜花賞を勝つような馬は、全体的なバランスとしてスピードが勝っている傾向が強かったので、「スローペースに折り合える」「瞬発力がある」のどちらかを満たしていないことが多かった。もちろん完成度が高いため好走はするのだが、それだけではオークスを勝ち切ることは難しい。

2については、桜花賞を勝つために力を出し切ってしまった馬が多く、1ヶ月半後のオークスまで体調を維持することができないことが多い。この時期の牝馬の体調は変わりやすいのである。つまり、余力を残して桜花賞を勝つか、余程能力が他馬と比べて抜けているかでないと、桜花賞→オークスという連覇は難しい。

阪神競馬場が大幅に改修されて以降の桜花賞馬の次走を見てみると、

2007年 ダイワスカーレット→ローズS1着
2008年 レジネッタ→オークス3着
2009年 ブエナビスタ→オークス1着
2010年 アパパネ→オークス1着
2011年 マルセリーナ→オークス4着

と桜花賞馬とオークスが直結しつつあることが分かる。

阪神競馬場の改修を境として、桜花賞を勝つために求められる条件が一変した。つまり、仕上がりが早く、スピードの勝った馬が有利だったが、今やスローペースにしっかりと折り合えて、瞬発力に秀でていて、クラシックを目の前にしてグンと成長してくる馬が有利になったのだ。しかも、マイル以上の距離を走ることのできるスタミナの裏づけが必要になってくる。これらの条件を満たして桜花賞を勝利した馬は、よほど体調を崩してしまわない限り、距離が延びても同じ適性が問われるオークスで凡走することは考えにくいということになる。

■参考として
1)1600m以上のレースで連対したことのない馬は×
2)たとえ桜花賞であろうとも、前走が着外であった馬は×
3)重賞未経験の馬は×
4)連対率が50%以下の馬は×
5)桜花賞のあとレースを使った馬は×

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完成した姿になったアプリコットフィズ:5つ☆

アニメイトバイオ →馬体を見る
相変わらず線の細さを残しているが、この馬の体型的なもので問題ない。
もう少しメリハリがほしいが、スタミナが問われる府中のマイル戦はベストか。
Pad3star

アパパネ →馬体を見る
毛艶が冴えてきて、絶好調時の張りを取り戻しつつある。
あとは太めに見える馬体をいかにシェイプアップするか、気持ちが戻るか。
Pad4star

アプリコットフィズ →馬体を見る
若駒の頃は線の細さばかりが目立ったが、ここに来て大幅にパワーアップした。
つくべきところに筋肉がついて、毛艶も良好で、完成された姿に。
Pad5star

オールザットジャズ →馬体を見る
いかにもタニノギムレット産駒らしい、コロンとしたマイラー体型。
スタミナ面でやや心配はあるが、スローに流れれば問題ないだろう。
Pad4star

キョウワジャンヌ →馬体を見る
古馬になってからの馬体的な成長が物足りず、どうしてもパワー不足に映る。
毛艶は良好で、体調自体は良いのだが、このメンバーに入ってどうか。
Pad3star

クィーンズバーン →馬体を見る
前走を逃げ切った理由が分かるような、絶好調の姿を維持している。
筋肉量も豊富で、張りもあり、今回もそう簡単には止まらないだろう。
Pad3star

ドナウブルー →馬体を見る
線が細いなりに、各パーツには実が入って、立ち姿自体は力強い。
表情からも気の強さを持ち合わせていることが分かり、競り合いには強い。
Pad4star

フミノイマージン →馬体を見る
古馬牝馬らしい、欠点のほとんどない完成された馬体を誇っている。
あとは脚質的に、前が止まるような流れになるかどうかに掛かっている。
Pad4star

ホエールキャプチャ →馬体を見る
この馬なりにふっくらと見せてはいて、全体的なシルエットも美しい。
ただ、母系を受けて長めに出ているのだろうが、馬体に迫力がないことは否めない。
Pad3star

マルセリーナ →馬体を見る
いかにもマイラーといった馬体で、前駆の盛り上がりは特に素晴らしい。
前走でマイナスの馬体重に陥っていたが、特に問題はなさそう。
Pad3star

レディアルバローザ馬体を見る
腰高の馬体はスピードタイプだが、なぜか距離が延びた方が良さが出る。
全体のシルエットがぎこちないので、勝ち切れるかどうかは疑問。
Pad3star


Victoriamile2012wt

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「ROUNDERS」vol.3の予約を受付開始します

Roundersvol3

大変お待たせしました!「ROUNDERS」の第3号がようやく完成しました。5月25日(金)の公式発売に先行して、予約を受付開始します。

「ROUNDERS」は、「競馬は文化であり、スポーツである」をモットーに、世代を超えて読み継がれていくような、普遍的な内容やストーリーを扱った、読み物を中心とした新しい競馬の雑誌です。

第3号の特集は、「野平祐二 ミスター競馬が教えてくれたこと」です。ミスター競馬と呼ばれた男・野平祐二を通して、競馬論から馬券論に至るまで、幅広く、そして奥深く追究してみました。「競馬とは?」という問いに対して真正面から取り組んだ、今までに例を見ない内容になっています。もちろん、馬券のヒントになる内容も随所に織り込まれていますので、お役に立てればと思います。初心者の方にとっては競馬の教科書として、上級者にとっては競馬のバイブルとして、まさに競馬を愛する人のための1冊となっています。

Rounders03_tobira

各特集記事や連載記事については、これから少しずつ語っていくつもりですが、まずは「ROUNDERS」vol.3を手に取って、読んでみてください。なんと今号は、全部で176ページと11ページもさらにアップしてしまいました。一緒に雑誌を創ってくれているgachalingoさんによると、「文字数がめちゃ多いです。ゆっくりじっくり楽しんでいただきたい特集です」とのこと。私自身もかなりの分量を書きましたし、この半年間はほとんどこの特集に時間と情熱を費やしてきました。読み捨ての競馬雑誌ではありませんので、ぜひゆっくりと読んでみてください。

特集ページと新連載の無料サンプルはこちらからご覧ください↓
*表示に時間が掛かる場合があります。

目次
Rounders03_mokuji
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巻頭言 競馬も語るものがいなければ 治郎丸敬之
Rounders03_kantougen
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特集1 藤澤和雄インタビュー 調教師、そして競馬人として
Rounders03_fujisawa
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特集2 エッセイ
実況マイクは騙されて 長岡一也
Rounders03_nagaoka

スタージョッキーの挫折がいま 山本一生
Rounders03_yamamoto

嵐が丘 高橋源一郎
Rounders03_takahashi

野平先生と僕 鈴木学
Rounders03_suzuki

特集3 馬券の極意 野平祐二+夏目耕四郎+治郎丸敬之
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特集4 競馬歴史マンガ 野平祐二 尾田瑞季
Rounders03_oda
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特集5 口笛吹きながら 競馬の未来を語ろう 野平祐二+治郎丸敬之
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新連載 一口沼の溺れ方 Southend 
Rounders03_hitokuchi
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Roundersvol3

「ROUNDERS」vol.3(全176ページ)を1,995円(税込み、送料無料)でお分けいたします。
*大変申し訳ありませんが、振込み手数料は各自でご負担いただきますのでご理解ください。

今回、ご予約いただきました方には、5月23日(水)より順次、お申し込み順に送らせていただきますので、誰よりも早く、確実にお読みいただくことができます。

特典
今回、「ガラスの競馬場」より直接お申し込みいただいた方に限って、「ROUNDERS」オリジナルのブックマーク(しおり)をプレゼントします。「ROUNDERS」はいっぺんに読み切れる雑誌ではありませんので、ぜひ特製のブックマーク(しおり)を使っていただければと思います。どんなデザインのブックマーク(しおり)かは、「ROUNDERS」が届くまでのお楽しみということで。

プライバシーポリシー特定商取引に基づく表記もご覧ください。

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ご予約方法
Step1メールフォームにてご予約をしてください。
*SSLに対応しておりますので、個人情報の保護も万全です
*個人情報を第三者に開示をすることは決してありません。
Step2ご予約確認メールが届きます。
Step35月23日(水)以降にお届け先住所に「ROUNDERS」が届きます。
*振込み用紙を同封しますので、商品到着から5日以内に指定の銀行口座にお振込みください。
*振込み手数料は各自でご負担いただきます。

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追記
この機会に「ROUNDERS」創刊号やvol.2も読んでみたいという方は、申し込みフォームの備考欄に、その旨をご入力ください。ちなみに創刊号は在庫があと僅かですので、申し込んでいただいたタイミングによって、売り切れの際はご容赦ください。

これからも創り続けていきますので、応援してください。お読みいただいたご感想やご意見など、教えてくださると嬉しいです。(glassracetrack@ymail.plala.or.jpまで)

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ムチはどちらの女王様のもの?

Jiromaru

Muti今年はまだ一度も競馬場に行けないでいますが、一昨年の春は、なるべく現場の雰囲気を味わいたいと思い、足繁く競馬場に通っていました。やはり、そのとき、その場でしか体験できない興奮や感動が競馬場にはあるからです。それだけではなく、自宅のテレビの前では知りえなかった、ちょっとした競馬ファンのひと言や珍事にめぐり合ってしまうこともあるのです。

それはヴィクトリアマイルが行なわれた日のことでした。ブエナビスタを見事に勝利に導いた横山典弘騎手は、ムチやゴーグルを次々と観客に向かって投げ入れました。少し遠くからそんなシーンを観ていた私は、偶然にも手にした人にとっては、一生の宝物になるのだろうな、とうらやましくも微笑ましく思っていました。その日の最終レースも終わり、帰途につこうかと思っていた矢先、思いがけないシーンを私は目にしたのでした。

向こうから歩いてくるカップルの女性の方がムチを手にしているではありませんか。その瞬間、私は横山騎手の投げたムチを手にしたのは、この女性だったのだと思いました。ところが、その女性が近づいてくるにつれて、もしかすると、この女性が片手に持って振っているムチは、そういう趣味のムチなのではないか、という思いも同時に湧いてきたのです。そういう雰囲気を持っている女性でした。

周りの人々を見回してみると、皆、私と同じ思いだったようで、目をパチクリさせていまいた。そんな中を、そのカップルは何ごともなかったように通り過ぎて、姿は見えなくなってしまいました。残された私たちは、キツネにつままれたように、茫然と立ち尽くしてしまいました。「たぶんムチはストラップみたいな感覚なんだろうな…」と誰かがふと発したひと言に、周りの競馬ファンたちは思わず笑ってしまいました。

結局、謎は解けないまま。果たして、あの女性が手にしていたムチは、横山騎手が投げ入れたムチなのか、それとも…。

ブエナビスタが快勝したヴィクトリアマイルとそんなエピソードが同時に思い出されるのも、競馬場に足を運んだからでしょう。このときのブエナビスタは、ドバイへの遠征直後であり、決して体調が優れているとはいえませんでした。それでも、府中の長い直線を生かして、なんとか首差だけヒカルアマランサスを差し切りました。そして、ヴィクトリアマイルを無理して勝ってしまったことで、宝塚記念はガタガタと言ってもよい状態でした。そんな中でさえ、ブエナビスタはのちの凱旋門賞で2着することになるナカヤマフェスタの強襲に最後まで食い下がったのでした。私がブエナビスタの本当の強さを知ったのは実はこの宝塚記念でしたが、その伏線を敷いたのがこのヴィクトリアマイルということになります。

その年の秋、ブエナビスタはまさに女王というべき走りを見せて、古馬の牡馬を相手に世界の頂点に立ちました。ほんの2年前の話ですが、なんだか昔話のように思い出されます。今週は、「ROUNDERS」のvol.3の製作も終わりましたので、久しぶりに競馬場に行って競馬を楽しみたいと思います。

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ほんとうにおめでとう

Nhkmilec2012_2 by Shibashuji
NHKマイルC2012―観戦記―
カレンブラックヒルが好スタートを決め、他に誰も行く馬がいないと見るや、そのまま先頭に立ってレースを作った。前半800mが47秒3、後半の800mが47秒2という驚くべき平均ペース、かつ中盤も緩んでおり、このクラスとしてはかなり遅い流れとなる。馬場差があるとはいえ、レコードが出た一昨年の前半4ハロン44秒8と比べても、どれだけ遅いか分かるだろう。誰にも突かれることなく、自分のペースですんなり走ることができたカレンブラックヒルは、ラスト3ハロンを34秒6でまとめて難なく逃げ切った。勝ってくださいといわんばかりのレースであった。

カレンブラックヒルはこれで4連勝。その中でも、今回のNHKマイルCが最も楽に運べたのではないかと思われるほど恵まれた展開ではあったが、無敗で頂点まで登り詰めたのだから、その底力を素直に評価したい。この馬の良さは賢さである。あり余るスピードを持ってしながら、決して突っ走るだけではない。抑える競馬を試みた2戦目と前走のニュージーランドTは、スタートしてから一旦はムキになって先頭に立とうとする面を見せたが、秋山真一郎騎手が手綱を引くとすぐさま冷静になり、2、3番手で折り合った。はやる気持ちを抑えることができる、我慢が利くという賢さがこの馬にはある。スピードに長けた、短距離系の気質を持つ馬にとっては、意外に難しいことなのである。

秋山真一郎騎手と平田修調教師にとっては初のG1レース制覇となった。ハナ差で勝利を逃したベッラレイアのオークスから5年の時を経て、ようやくこのコンビで雪辱を晴らすことができた。あの時は気の焦りからの早仕掛けとなっただけに、今回、直線に向いても落ち着いてスパートのタイミングを計っていた秋山騎手に、大舞台で強い馬に乗るという経験の大切さを見た。そして、G1レースを勝つためには、力がある馬に乗るだけではなく、今回のように流れというか運にも恵まれなければならない。G1レースを勝つことがいかに難しいか。デビューした頃からその堅実な騎乗を貫いてきた秋山真一郎騎手には、ほんとうにおめでとうと言いたい。

2着に入ったアルフレードは、C・ウイリアムズ騎手の好判断が目立った。スローを見越していたのだろう。外枠からスッと先行して、道中のペースが予想以上に遅いとみるや、最終コーナーでは勝ったカレンブラックに目標を定めて仕掛け始めた。アルフレード自身も立て直されて、調子を上げつつあったが、この一連の判断と動きがなければ、2着を確実に確保することは難しかったはずである。

横一線のゴールとなったクラレントとオリービン、セイクレットレーヴは良く伸びたものの、勝ったカレンブラックヒルには逆に突き放される形となり、勝ち切るだけの力はなかったといえる。福永祐一騎手騎乗のジャスタウェイも大外を走って伸びてはいるが、さすがにあの位置から差し切るほどの末脚を持ち合わせていなかった。最後に、シゲルスダチの進路を妨害したことで失格となったマウントシャスタについては、パトロール映像を観る限りにおいては、岩田康誠騎手の不注意によるものか、それとも馬が急激にヨレたものか分からないところがあるが、かなり危険なシーンであったことは間違いない。マウントシャスタが馬群をスパッと抜け出す脚を使えなかったことも、今回の事故に大きな影響を与えている。このあたりは、毎日杯を勝ちきれなかった馬でもあり、まだ線が細く、完全には力が付いていないということである。


追伸
「ガラスの競馬場」メールマガジンvol.5を月曜日の夜に配信しました。もし現時点で届いていないという方がいらっしゃいましたら教えてください。vol.5は、「私たちはもっと丁寧に展開を読まなければならないのではないか」というテーマで書いてみました。かなり長文になってしまいましたが、1週間の無料体験もありますので、ぜひ読んでみてください。

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